06/09/22 シャネル・ネクサス・ホール 山瀬理桜、中村真理(Pf.)
元職場の先輩、AB氏に誘われて行ったコンサート。立ち見が出るから早めにと言われ、開場の30分まえには到着。銀座のシャネルホール入口は既に20人ぐらいが集結。毎日新聞の岸井成格氏の顔も見える。幸い、最前列やや左で、丁度ピアニストの手が見える位置を取ることが出来た。これならAB氏も文句あるまい。
コンサートの内容もろくに知らないまま来たのだが、ノルウェイの民俗楽器、ハルダンゲル・ヴァオリンの演奏会と知る。どこか馴染みのある名前と思ったら、フィイヨルドの名前と同じ。英語風にハーダンガー・フィヨルドと発音していたものだが。
この楽器、下の写真でははっきりしないが、普通のバイオリンと一番異なるのは4本弦の下に更に細い弦が5本張ってある。これが共鳴して独特の音色になる。また全体に派手な模様が施されている。これはしかし、音には影響がなく、単なる飾り。
この弾き手として、彼女はまだ若いが、結構知られる存在らしい。登場するなり、人の顔をじーっと見つめるのがどうやら彼女のスタイルらしい。見つめられる方は大いに戸惑う。 アンコール(チャルダッシュ)を入れて、全部で12曲ほど。ハルダンゲルバイオリンによる演奏は単調な民俗音楽。そこで、普通のバイオリンに持ち替えて、一般の曲も披露。
意地悪い見方をすると、普通のバイオリンのみでは、抜きん出た名手でもなければ、自ずと限界がある。そこで日本では珍しいこの北欧楽器をいわば「客寄せパンダ」的に「利用」し、演奏会を成功させるということか。
しかし、若い割りにトークも滑らか、会話のツボを心得ているし、容姿も端麗だから、そこそこ活躍するのではないだろうか。
コメントを残す